LAMP環境を構築する① PHPをインストール

前回インストールしたapacheを使って、LAMP環境を構築し、開発していけるようにしていきたいと思います。 [:contents]

LAMP環境とは?

L ・・・linux A ・・・apache M ・・・mySQL P ・・・PHP 以上4つのツールを使って行う開発環境のことで、 web開発の基本とされています。 最近ではapacheをNginxに変更したりする手法もあるのですが、 まずは基本のキを抑えておきたいと思います。

ここまでの前提条件

- EC2でインスタンスを作成している - apacheをインストールしている - テキストファイル(index.html)をlinuxサーバー上に保存している (保存場所は/var/www/html )

PHPをインストールする

前回apacheはインストールしたので、今回はPHPをインストールします。 まずはリモートアクセスします。

$ sh -i ~/.ssh/(キーペア名) ec2-user@(パブリックIP)

そして、管理者権限に切り替えておきます。

$ sudo su

※管理者権限に切り替えると、ターミナルの「$」マークが「#」に変わります。 投稿時間や更新時間などをブラウザに表示させる設計の時は、日本時間に切り替えておくと良いです。

# ln -sf /usr/share/zoneinfo/Japan /etc/localtime

phpをインストールします。

# yum install -y php

次に、PHPの設定ファイルのバックアップをとります。

# cp /etc/php.ini /etc/php.bak

万が一の時に、上記で保存した設定ファイルのバックアップを使うためには、下記コマンドを使用します。

# cp (バックアップファイル名) (元々のファイル名)

設定ファイルにviで接続します。

# vi /etc/php.ini

このファイルは行数が多いため、行数を表示するコマンド、行を指定するコマンドを使って編集しやすくします。 「esc」キーを押して、

 :set number

これで行数が表示されます。 「esc」キーを押して

 :(飛びたい行番号)

これで飛びたい行へジャンプできます。 ここでは520行め辺りにある error_reporting = E_ALL & ~E_DEPRECATED という記述を error_reporting = E_ALL & ~E_DEPRECATED & ~E_NOTICE に変更します。(「i」を押してinsertモードにしてから) →PHPの余分なエラーメッセージが表示されないようにできます。 次に、537行目あたりにある display_errors = Off を display_errors = On に変更します。 「esc」を押してから「:wq」で保存+vi終了します。 そして設定を反映させるために、apacheを再起動します。

# service httpd restart

これでPHPの設定完了です。 下記コマンドでPHPの動作確認用ファイルを作成します。

# vi /var/www/html/index.php

何も記載されていないviの画面になるので、「i」を押してinsertモードにしてから、下図のようにPHPのコードを記載します。 f:id:atsukofu:20201129143446p:plain 「esc」を押して「:wq」、「enter」で保存します。 この状態で、ブラウザから「パブリックIPアドレス/index.php」にアクセスすると・・ f:id:atsukofu:20201129144704p:plain しっかり画面が表示されているので、OK!

まとめ

次はMySQLをインストールし、PHPmyAdminを使えるようにします。 AWSは最初ちんぷんかんぷんでしたが、 今はなんとなくわかってきた感があります。 苦手感が減って楽しくなってきた。 継続は力になりますね!!